第2回作曲缶詰終了

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第2回作曲缶詰終了

3日間の「作曲缶詰」を終えた。

仕事やプライベートの予定を一切入れず作曲だけに専念する3日間を「作曲缶詰」と呼び、定期的に(とはいえ今回が2回目だが)行なっている。私は普段の作曲は仕事の合間を縫って細切れに行うのだが、作曲缶詰の期間を設けることで強制的に作曲だけに向き合うことができ、自分の現在地、向かいたい方角、そして何より音楽への愛を再確認できる。今回の作曲缶詰も実り多きすばらしい3日間だった。

前回(初)の作曲缶詰では3曲のデモ音源ができたが、今回はなんと5曲もできた。しかも1曲はデモではなくマスタリングまで仕上げた完成品ができた。これはゼロカラコンピに入れる。他の4曲はアレンジを精査しつつ、来年以降順次シングルリリースするつもりだ。

今回の作曲缶詰ではギターの音をいつもと変えてみた。バッキングギターはいつもの黄色いテレキャスで変わりないが、ピックアップをリアからセンターに、アンプシミュレータをMarshallからVOXに変えた。ギタリストなら察せると思うが、これでもう全く別物かというくらいギターの音が変わる。低音が強調され、歪みの粒が大きくなり、コードがより見えるようになる。軽快さが減る代わりに重く落ち着いたサウンドになり、こっちの方が最近の私のモードに合っていると思う。

「ロックスター」や「Lost」のような爽やかな楽曲以外の、フォーキーだったり暗かったりする一面が出せたと思う。ゼロカラコンピに収録する楽曲はアコギの弾き語りだ。指でポロポロ弾きながらしっとりと歌った。MVを作る予定なのだが、前作「ロックスター」との差がすごすぎてリスナーに風邪をひかせてしまいそうだ。でもどんな反応がもらえるか今から楽しみ。

最近はもっと”極”に振った曲を書きたい。明るいなら思い切り明るく、暗いなら思い切り暗く、より感情がむき出しになって身体を預けられるような曲。そんな曲がライブで演奏できたらお互い気持ちいいだろうなと思う。馬鹿馬鹿しいくらい素直な楽曲に、そんなこと歌じゃなきゃ絶対言わないよねという歌詞。よりプリミティブで、こちらが恥ずかしくなってしまうくらいの楽曲を届けてみたい。

作曲缶詰では3日間音楽とだけ向き合うことになるので、そういった詰めかたをやりやすい。歌詞も出てきやすいし、出てきた歌詞はボツになりにくい。俺こんなこと思ってたんだという曲が1曲できた。シラフじゃ歌えないかもという曲も1曲できた。でもそれらが生まれたのは3日間を確保し、自分と向き合ったからだ。これを読んでいるDTMerのみなさんも、ぜひ3日間のスケジュールを確保して作曲缶詰、おすすめです。

少し短めですが、今日はこのあたりで!ゼロカラコンピアドバイスを書きます。

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