ホームスタジオのトラブル発生! / 飽きのスレッショルド

こんにちは!ゼロカラカンパニーの月岡です。
ゼロカラシティにご参加いただきありがとうございます。

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今回のテーマは『ホームスタジオのトラブル発生! / 飽きのスレッショルド』です。

ホームスタジオにトラブル発生!

最近はホームスタジオを作っています。

部屋を契約し、ネットも電気も通ったので、少しずつ「私の部屋」感が出てきています。先日、床に遮音シート吸音カーペットを敷き詰めて、今はこんな感じです。


→狭いので白を基調とした開放感ある部屋にしたい

 

床が完成したので、あとは「壁」「窓」に防音を施せば完成です。壁の防音材は購入済みで、今朝、発送通知のメールが来ました。

 

ところが窓。

これが今予想外の展開を迎えていて、端的に言うと、購入予定だった防音材が「導入不可」との連絡がメーカーから入ったのです。

 

なんでも、うちの窓は少し特殊な形をしており、その会社の防音材は設置できないんだとか。(厳密には、設置できなくもないけど非推奨であり、事故防止の観点からあなたには売りたくないとのこと)

現在粘って交渉中ですが、なかなか厳しそうな雰囲気です…。


→これが問題の窓。まさか特殊形だとは入居時に気づけるはずもなく…

 

今回注文しようとしていた窓専用の防音ボードは、厚さが6cm近くある超強力なものでした。カラクリラジオの相方である長利くんも導入しており、彼が住宅街のど真ん中にスタジオを作れた大きな要因のひとつです。家の前で騒ぐ子供の声、近所の中学校の騒音、電車の音、何ひとつ長利スタジオの中には届きません。私もそれを買いたかったのですが…残念な結果になりそうです。

 

賃貸に防音を施す際、窓は最重要項目と言っても過言ではありません。大きな面積を占め、壁よりも薄く、遮音効果の低いガラスが大部分を占める、いわば部屋防音の「ウィークポイント」です。持ち家なら窓を外して埋めれば良いですが、賃貸でそれは叶いません。賃貸にできるのは「できるだけ分厚い防音ボードを窓に貼り付ける」のみです。

ということで、気を取り直してもう少し薄めの窓用防音材を探します。さすがに全メーカー全滅ということはないでしょうから、頑張って探します。最悪、壁用の防音材+防音カーテンで何とか誤魔化し誤魔化しできないかな…なんて考えています。

 

この窓問題を突破できれば、あとは機材を搬入してスタジオ完成です。新しいデスクも来週の木曜には運び込まれます。早くスタジオで作業したい。そのために、窓の防音問題を一刻も早くクリアしないと…!

 

飽きのスレッショルド

突然ですが、最近、朝起きるのが楽しいんです。

いや、別に今まで辛かったわけじゃないんですけど、何だか最近は、朝まっすぐに「今日もがんばるぞ!」って思えるんですよね。

 

この原因は何だろうと考えたときに、もしかしたら「新しいチャレンジをしているから」かもしれないと思いました。

先述したホームスタジオ設立、そして来年のライブに向けたバンド練習。この新しい2つのチャレンジが、私の精神を上向きにしてくれている。そんな気がするんです。

 

思い返せば、ここ1年くらいずっと、仕事がルーティン化していた気がします。

毎日のようにあるCubaseレッスン、毎週月曜日の定例会、毎週火曜日の学校、毎週水曜日のブログ、コンスタントに公開する動画と、3ヶ月に1回やってくるゼロカラコンピ。私の生活はほぼこれで網羅できます。良く言えば安定、悪く言えばマンネリ。その両面を確かに私は感じていました。

嫌じゃないんです。むしろ最高な人生だなと思います。悶々と会社員をやっていたあの頃、こうなれたらいいなと思い描いていた自分に近づいているのですから。シティもコンピもレッスンも、好きでやっていることなので文句なんてありません。

 

ただ、ただどんなに好きで楽しいことでも、毎日毎日毎日毎日同じことを続けていたら、少しずつ、でも確実に「飽き」は訪れます。ネガティブな感情はごく微量で無視できるものだと思っていましたが、スタジオおよびバンドという「新しいこと」を始めてワクワクしたことで、それらへの「飽き」が逆に可視化されてしまいました。気づかされてしまいました。語弊を恐れずに書くと、私、全部の仕事にすこーしだけ、飽きてたんです。

自分を擁護するわけじゃありませんが、それは、決して不自然なことではないと思います。これを読んでいる人の中に、仕事に飽きていない人はいますか?友に、家族に、恋人に、一切飽きていないと胸をはって言えますか?私には言えません。100だった熱量を100のまま何年間も持っていられるほど、人間は都合よくできていないと思うのです。

 

「熱量」と呼ばれるものは、最初は100でも繰り返しの中で99、98、97…と減っていき、それが一定の数字を超えたときに人は転職したり、恋人と別れたりするのだと思います。この「飽きのスレッショルド」は人それぞれで、80で見切りをつける人もいれば、10まで耐えられる人もいます。私は、今のすべての仕事がまだスレッショルドを超えていないので続けられていますが、何年後かにはきっと超えてしまうでしょう。それは、私が思考する人間である限り避けられないことです。

正直、今がすごく楽しいので、できるだけその未来が先であれとは思っていますが、天災と同じで、いつ「そのとき」が来るかは誰にもわかりません。1176コンプと同じで、スレッショルドは見えない数字に固定されているのです。

 

では、「そのとき」を遅らせる方法はないのでしょうか?私は、微力ながらそれは可能だと思っています。これは経験則ですが、夢中で取り込んでいるものほど「飽き」の耐用年数は長いのです。つまり、夢中で取り組めば取り組むほど飽きにくく、中途半端な気持ちで取り組んでいるものにはすぐに飽きてしまうということです。家電は使えば使うほど消耗しますが、飽きに関しては逆だと言えるでしょう。

だからこそ、私は仕事に全力で取り組んでいます。ゼロカラコンピも、シティも、レッスンも、動画も、何もかも全力です。そこには、できるだけ飽きずに長く続けられるようにという側面もあるのかもしれません。特にと言っては何ですが、ゼロカラコンピは500人という中間目標、文化にするという最終目標があるので、飽きてポイと捨てられるようなものじゃないのです。

 

私が現在ホームスタジオおよびバンドに全力で取り組んでいるのも、もしかしたら深層心理では「飽きないように」という想いがあるのかもしれません。冷静に文章を書いていてそうなのかもと思いました。特にバンドは最低でも1年ほどの長い付き合いになりそうなので、途中で私が飽きたら目も当てられないですからね。また、メンバーを飽きさせないような工夫も凝らして行かねばと今思いました。

飽きずに続けるために全力で取り組む、そして、定期的に新しいことにチャレンジする。私の大切にしている価値観です。だから最近は、朝起きるのが楽しいんです。ホームスタジオとバンドのことを考えるだけで心がホットになります。しばらくこんな調子だと思いますが、どうかお付き合いください。

 

〜初ライブ告知〜
【日時】
2024年5月?
【場所】

東京?
【タイトル】
???
【メンバー】
・Vo&Gt:月岡彦穂
・Gt:こーや
・Ba:市森
・Dr:ヒデ

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