こんにちは!ゼロカラカンパニーの月岡です。
ゼロカラシティにご参加いただきありがとうございます。
このコラムは、ゼロカラシティのメンバー限定コンテンツです。内容はメンバー以外に漏らすことのないようお願いします。
さて、今回のテーマは『バンドを組みました!』です。
バンド結成
バンドメンバーが集まりました!!
え?月岡さんバンドやるの?と思った方、よかったらこの記事を読んでください。
ざっくり説明すると、2024年に都内でワンマンライブを計画しており、そのためのバンドメンバーを集めていたのです。(この情報はシティだけで公開しているのでSNSなどで言わないでくださいね!)
ドラムにはヒデという男が決定していました。みなさんに上の記事で伝えたのはここまでですが、この度、ベースとリードギターも決定し、無事に4人組のバンドに成りました!
これにてメンバー集めは終了です。いやぁ、蓋を開けてみれば「組みたかったヤツら」を妥協なく3人集めることができました。
これが私のワンピース。誰にもフラれなくて本当によかったです。
ということで、今日は「メンバー紹介」をお届けします。来年のステージを楽しみにしていてくださいね!
ベーシスト:市森
市森(いちもり)という男とは、学生の頃にライブハウスで出会いました。
当時、彼も私も「アコギの弾き語り」に夢中でした。
たまたま両者がブッキングされたイベントで、私たちはまず、弾き語りミュージシャンとして互いのことを知りました。
市森くんの第一印象は、「なんていい歌声なんだろう」でした。
彼は、その日出演していたどのミュージシャンとも、明らかに異質な声の持ち主でした
それは、透き通る水のようであり、一方で、獰猛な肉食獣のようでもありました。人の歌声に綺麗さとダーティさが共存し得ることを、私は彼から学びました。
さらに、彼は声がいいだけではなく、歌唱スキルも抜群でした。
彼の前後のミュージシャンが可哀想に思えるほどの、圧倒的なピッチ感とリズム感、そして表現力。
彼は紛れもない「一流」でした。もしかしたら、私が初めて目にした「世に出る前の一流」だったかもしれません。それくらい、市森くんの弾き語りは圧倒的な輝きを放っていました。
そして、なんと光栄なことに、そのライブで、市森くんも私の音楽をいたく気に入ってくれました。
目をキラキラさせて「月岡くんの音楽すごくいいね!」と言ってくれた彼と意気投合し、二次会は2人でラーメン屋へ行きました。
今日出会った一流のミュージシャンに認められたことがたまらなく嬉しく、私は、彼ともっともっとお近づきになりたいと思いました。だからその場でLINEを交換し、別日に飲みにいく約束を取り付けました。
そして、その「別日の飲み会」が、私と市森くんが決定的に仲良くなる日になりました。
好きなアーティストの話、互いの曲の好きなところ、これからどうなりたいか…。アツい飲み会は6時間ほど続き、心をひらきあった私たちは、最終的に誰もいない公園のベンチで歌を歌いました。極上の歌声が、公演を包みました。
私は彼の「歌声」が、彼は私の「曲」が好きでした。
だから、私はそのときから、「いつか市森くんに自分の曲を歌ってほしい」と思うようになりました。
その2年後、1stアルバム「ほんとうのこと」のリリースライブは、市森君と2人で主催しました。
ライブは大いに盛り上がり、私の人生の中でも忘れられない日のひとつです。アンコールで二人で歌った私の曲(サブスク配信なし)は、ボイスメモの中でまだキラキラ輝いています。
そんな私たちも、少しずつ大人になり、人生の道が逸れていくにつれ、会う頻度が少しずつ減っていきました。
私はゼロカラカンパニーで、彼は彼の仕事で忙しくなり、年に1〜2回会う程度になりました。
一度だけ、ゼロカラカンパニーで彼のアルバムをプロデュースしたことがあります。
レコーディングの現場で、彼は自らベースを弾いていました。「この人ベースも弾けるんだ」とそのとき初めて知りました。(これは私の持論ですが、歌が上手い人はどんな楽器でも上手に弾けます)
さて、お待たせしました。時は現代に戻ります。
私は、バンドメンバーの基準として「3つの条件」を設けていました。
①信頼できる人間であること
②リズム感がしっかりしていること
③ドラム、ベース、ギターのうち、少なくとも2人は「歌が歌える」こと
ドラムのヒデが最初に決まっており、彼は③にも合致します。そして後述するギタリストは、歌が本分でないこともわかっていました。
となれば、ベーシストは必然的に「歌が歌える」ことが必須条件になります。
歌が歌えて、ベースが弾ける人間。そして、心の底から信頼できる男。
そんな人間は、私の周りには一人しかいません。
これが、「ベーシスト:市森」の加入理由です。
ギタリスト:こーや
「こーや」という男は、大学の後輩です。
学科もサークルも一緒でした。たまたまです。
二人とも留年しました。これもたまたまです。
二人とも高校生からギターを始め、ギターが大好きでしたが、これももちろん、たまたまです。
何かと「重なる」ことの多い男でした。だからシンパシーを感じることも多く、私の『学生時代のバンド』に彼を誘ったのも、きっとそれゆえでした。
彼とはバンドを3年やりました。3年間でアルバムを2枚作り、精力的にライブ活動を行いました。
具体的な思い出話はここではしませんが、私の青春のど真ん中にあったバンド、そのメンバーのことは、こーやを含め、たぶん死ぬまで忘れられないでしょう。
それだけの熱量を、私はバンドに捧げていました。(あれ?二人とも留年したのはたまたまじゃないかも?)
彼とは波長が合います。
ノリも、話のテンポも、音楽的な価値観も、よく合います。不思議なくらい合います。他の人に言われたらムッとする助言も、彼に言われたら「そうかもなぁ」と思えます。
これを「信頼」と呼ぶならそうなのでしょう。私は、彼と音楽を演っているのが好きでした。
『学生時代のバンド』を解散させたのは私です。メンバーの向いている方向が少しずつ逸れてきて、これ以上は4人で続けられないと判断したためです。
しかし、実はこーやとだけは、もう少し続けたいと思っていました。彼とは同じ未来を見ているような気がしていたからです。でも、彼だけ残してベースとドラムを入れ替えるのも角が立ちますし、ファンも喜ばないでしょう。だから私は、断腸の思いでバンドを解散しました。
バンドは解散しましたが、彼とは普通の友人として交流が続きました。
でも、私はずっと「遊ぶだけじゃなくて、いつかまた私の隣で本気のギターを弾いてほしい」と思っていました。
彼がどう思っていたかは知りませんが(飄々とした男なのです)、少なくとも、今回OKを出してくれたということは、そういうことなのだろうと期待しています。
誤解を恐れずにいうと、こーやのギターの腕前は私と同じくらいです。
ただ、私はコードバッキングに、彼はリードプレイに少しずつ特化しています。こればかりはもう、3年バンドをやったことで自然と棲み分けられたスキルです。
彼は、滅茶苦茶に上手いわけでも、もちろん下手なわけでもありません。
しかし、彼のギタープレイには不思議な魅力があります。
例えば、彼が別のバンドでライブしているとき、私は彼のことをじっと見てしまいます。
こーやのギターの音色が、フレーズが、弾く姿が、なぜか私を魅了するのです。まるで花に吸い寄せられるミツバチのように、こーやの方へこーやの方へと行ってしまう。
彼にはそんな「妖しい魅力」があり、私は、その才能に心の底から惚れています。
これが私だけなのか(つまり長年バンドをやったから家族同然で見てしまっているのか)、それとも皆さんにとってもそうなのかはわかりません。
結果は2024年のライブでわかります。
私の隣でギターを弾くならこーやしかいない。この言葉の説得力があったかどうか、ステージを楽しみにしていてください。
〜初ライブ告知〜
【日時】
???
【場所】
???
【タイトル】
???
【メンバー】
・Vo&Gt:月岡彦穂
・Gt:こーや←new!!
・Ba:市森←new!!
・Dr:ヒデ