こんにちは!ゼロカラカンパニーの月岡です。
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もういちど
新曲「もういちど」のMVが公開された。
ゼロカラコンピ「歌」に収録するにあたって、自分なりに「歌」と向き合った結果シンプルな弾き語りになった。ハモリもなし、ダブルバッキングもなし。アコギ一本歌一本という、いままで一番音数の少ないアレンジである。
この曲は歌詞からできた、いわゆる「詞先」の曲だ。「もういちど会えるのならば〜」から先の歌詞を少しずつ変化させていき、全体でひとつの物語になるような、確かに時間が進んでいくような、そんな演出がしたかった。そのためにコード進行はあえて変化させず、淡々とした夜に寄り添えるように”ドラマチックでなさ”を追求した。
歌詞は特定の個人に向けて書いたものではなく、私がいままでに出会って来た「もういちど会いたい人」のキメラを想像しながら書いた。だから色々な気持ちがこもっている。友情、愛情、尊敬、悲哀をいい塩梅で入れることができたと思う。
聴いてくれる人がそれぞれ自分にとっての「もういちど会いたい人」を思い出すきっかけになれば嬉しい。
ミックスはLiam Gallagherの「All You’re Dreaming Of (Demo version)」を参考にした。丸くも煌びやかなアコギのアルペジオと、コンプ控えめで少し荒々しくミックスされたボーカル、全体にかかるテープの暖かみが素晴らしいと思った。参考曲は終始薄くエレピが入っているが「もういちど」には無いので、代わりにアコギの中音域を強めに出した。ついでにアコギのフィンガリングノイズ(キュッという音)は一切消さず、宅録ならではの演奏の生々しさを残した。
MVは、初めて自分で絵コンテから撮影編集まで行った。正直とても大変だった。踏切シーンの撮影が一番苦労しており、通行人の顔が見えないこと、途中で車が通らないこと、そして何より夕方〜夜の時間帯(なんとたったの20分間!)というキツめの三点縛りがあったので、これを満たす画が撮れるまで毎日のように踏切まで足を運んだ。近隣の住民には熱心な撮り鉄だと思われていたことだろう。
ジャケットやサムネにもなっている背中姿は、かなり良い画が撮れて満足している。これをジャケットにするために正方形で切り取る必要があったのだが、普通に正方形でトリミングしてしまうと…
ちょっと近いな、という印象だった。
もっと引いたアングルからも撮っておくんだったと後悔しながらいろいろ調べていたら、Photoshopの「生成拡張機能」の存在を知った。これで横長の画像を縦に拡張すれば「無い空」を付け足すことができるらしい。
半信半疑で使ってみたところ…
え、すごい。
空どころか月まで付け足してくれた。
そしてこれを正方形に切り抜いたものが、「もういちど」のジャケットとなった。
サブスク配信もスタートしているので、よろしくお願いします!
オフィシャルサイト
月岡彦穂のオフィシャルサイトができました!
今後はここに音楽の情報が集積していく。来年はライブをたくさん行う予定なのでそれまでにオープンできてよかった。今はライブの予定自体がないけれど、いずれチケット予約もここからできるようにしますね。
早速「もういちど」の情報もアップされ、これからどんどんコンテンツが充実していきそうな予感がある。楽しみだ。リリース情報が蓄積していくと新規リスナーはさくっと歴史が見れて嬉しいだろうし、オフィシャルサイトはいいことづくめである。
サイトの中身についてはオトナリダンギでじっくり語らせてもらったので、よければこちらをご覧ください!
冬休み
全然話は飛ぶのだけど、明日から2日間函館に一人旅へ行ってきます。
ちょっとした冬休みが欲しいなと思っていた。ゼロカラコンピ「歌」がひと段落して、オフィシャルサイトやMVのリリースも落ち着いた頃に。だから11月から気をつけて、12月18日〜19日には仕事を入れないようにしていた。そうやって48時間を確保しつつ毎日仕事に明け暮れていたら、あっという間に出発前日になっていた。
仙台から函館までは新幹線が通っている(正確には新函館北斗まで)。朝に仙台を出て昼に函館に着き、丸一日半滞在したのち、翌日の夜に函館を出ればその日のうちに帰宅できる。一泊二日で北海道旅行ができるなんてありがたい。静岡生まれの自分には信じられない地理感覚だ。
12月の平日に誰かと予定を合わせるのは難しかったので一人で行くことにした。本当は誰かと行くのが好きだが仕方ない。気楽な男一人旅になりそうだ。この二日間は一切仕事のことは考えず、心ゆくまで羽を伸ばそうと思う。PCは絶対に持っていかないぞ。本当はスマホだって置いていきたいくらいだ(でも初めての土地は怖いので持っていく)。
函館に着いたらまずは熱々の塩ラーメンが食べたい。駅中の「あじさい」へ行ってみよう。そのあとはホテルに荷物を預けて函館の街を散歩。「ラッキーピエロ」でハンバーガーを食べて、腹に余裕があれば有名なクレープ屋をハシゴ。腹ごなしも兼ねて海辺まで歩き、「赤レンガ倉庫」の世界観をたっぷり堪能したら、日が暮れる時間帯を狙ってロープウェイで「函館山」に登る。12月の澄んだ空気にそびえる北の大地を見下ろし、下山したらホテル近くの飲み屋を1〜2軒回って地元の海鮮と酒を喰らう。ホテルに戻ったら温泉で体を芯から温め、なんとホテル内にBARがあるので行ってみよう。ホテル内のBARはいい。ベロベロになっても1分でベッドへダイブできるから。一人の時間を心ゆくまで満喫するのだ。
……という理由があって、このブログはいつも水曜のところ火曜に更新されています。では、明日から函館行ってきます〜!