おもしろショート動画チャレンジ / 夢のホームスタジオ計画

こんにちは!ゼロカラカンパニーの月岡です。
ゼロカラシティにご参加いただきありがとうございます。

このコラムは、ゼロカラシティのメンバー限定コンテンツです。内容はメンバー以外に漏らすことのないようお願いします。

 

さて、今回のテーマは『おもしろショート動画チャレンジ / 夢のホームスタジオ計画』です。

 

おもしろショート動画チャレンジ

先週のブログに書いたように、YouTubeは、もう誰が見てもあきらかにショート動画を推している。私を含む全クリエイターが「ショートつくれの圧」を感じている。

そこで、うちのチャンネルも思い切って、先週からショート動画をほぼ毎日投稿している。
しかも、今までのゼロカラカンパニーでは考えられないような、恥ずかしげもなく言ってしまえば、「おもしろ系」の動画を、だ。

 

突然だが、私にはお笑いの才能がない。

おもしろいことを言って人をドッカンドッカン笑わせることができない。しゃべるという行為自体は好きで、解説や説明は得意なのだけど、お笑いのセンスには恵まれなかった。

これは、1年以上FMラジオをやらせていただいて、しみじみと気づいたことだ。私のトークはおもしろくなかった。相方はおもしろかったのだけど。

トーク中に自然にふざけることができない。マジメ君が無理してる感じが出てしまうから、ちゃんとスベる。フリートークが駄目なら企画はどうかと、フリップやモノボケの類もやってみたが、それはもう絶望的におもんなくて、今でも当時の録音を聞くと鳥肌が立ってしまう。

 

とはいえ、ショート動画の時代が来たとなれば、これはもう「おもしろ」を無視して通ることはできない。今のYouTubeは誰がどう見ても「おもしろショート一強」時代に突入した。

残念ながら、私の得意ジャンルである「マジメにDTM解説」は、ショートとの食い合わせがよろしくない。なぜなら、ショートを好む層は、長話や難しい話などの、結論が最後に来るコンテンツが苦手な傾向にあるからだ。DTMで1分で解説できることなんてそんなにないし、薄い内容の解説はしたくない。

私にとっては分が悪い状況だが、ここで「分が悪いから負けました〜!すべては環境のせいでした〜!」とは言うのはダサすぎる。私は、ゼロカラコンピを伸ばすためにYouTubeで戦い続けると決めたのだ。

 

というわけで、私は意を決してショートの運河へと漕ぎ出すことを決めた。郷に入れば郷に従え。YouTuberならYouTubeに従え。

大丈夫、きっといつか私の番が来る。今はこの荒波に振り落とされないことだけ考えよう。YouTubeから「おまえはもういらない」と言われないように。そう信じて、怖いけど船を漕ぎ始めた。

 

とはいえ、無策で戦える場所ではない。私が苦手な「おもしろ」で戦うために意識したことは次の2つだ。

 

①既存の「おもしろ」を借りる
②アドリブをしない

 

まず、私にはお笑いの才能がないので、新しいおもしろを生み出すことはできない。だから先人の知恵を借りることにした。

私が目をつけたお笑いジャンルは「あるある」だ。時代を問わず愛され続けてきた、いわば国民的ジョークである。

 

特に参考にしたのは、ギター系YouTuberの「Makoto Fukami」さんだ。ギターが好きなら絶対に見たことがあるはず。ショートで急激にのし上がってきたYouTuberであり、「ギターあるある」という「え?それまだ誰もやってなかったの!?」というジャンルを見事に切り拓いたパイオニアだ。


↑Makoto Fukamiさんのチャンネル

 

調べた限りでは、「DTMあるある」も未開拓だ。なんせ圧倒的にパイの大きい「ギターあるある」がなかったくらいだし。

私はここに勝機を見出した。DTMerだけが共感できる、狭いあるあるを動画にしたら面白いんじゃないか?誰もやってないけど、フカミさん的なアプローチができればきっと需要はあるはずだろう。

たぶん「あるある」は、なんというか、本人がおもしろいかどうかではなく、言っていることが「ある」かどうかが重要だと思う。だから、私のようなお笑いセンス皆無の人間でも、芯を食ったあるあるさえ言えれば成立するはずなのだ……。私はそこに賭けることにした。

 

そしてもうひとつ。アドリブをしないと決めた。

なぜなら、何度も言うように、お笑いの才能がないからだ。アドリブでおもしろいことが言えていれば、もっとラジオは面白かったはずなのだ。

私は自分のアドリブセンスを信じていない。だから、すべてのシーン、セリフ、動きに至るまで、台本にきちんと記してから撮影にのぞんでいる。マジメ君だから。

 


↑とあるショート動画の台本

 

ショートを1週間続けてみた結果、手応えは悪くない。

何より、コメントが来る。私のロング動画はコメントがつかないことで(私の中で)有名だが、ショートにはそこそこコメントが来る。嬉しい。

再生回数についても、ドッカンドッカン伸びるわけではないが、きちんと新規層にリーチできている実感がある。もっと続けてどうなるか、データが出るのを楽しみにしたい。

 

一旦この方向性でガーーーっと走ってみようと思う。で、ダメだと思ったらすぐに軌道修正する。

ロング動画の更新頻度は落ちてしまうけど、「あぁ、なんかショート頑張ってんだな」と温かい目で見てもらえると嬉しい。今日も明日も出るのでよろしくお願いします!

 

夢のホームスタジオ計画

私はいま、ホームスタジオがほしい。

いま、とは言いつつも、ずっとホームスタジオは憧れだ(みんなもそうでしょう?)。

自分のための、自分だけのスタジオ。いいなあ、作りたいなあ、とは思いつつも、金銭的なハードルや時間的な言い訳を理由にして、ずっと見送り続けてきた。

 

しかし一昨日、急に転機が訪れた。

 

それが「宮城県中小企業等再起支援事業補助金」である。要約すると、私の住む宮城県が「何か新しいことを始める中小企業(フリーランス含む)がいたら、初期費用の何割かを出してあげるよ」と言っているのだ。

もちろん全事業者が対象ではなく、さまざまな条件を満たしていないと申請できないのだが、なんと私、調べてみたら申請条件を満たしていた。つまり「ホームスタジオを作ります」と申請して、もしも審査が通れば初期費用の何割かをもらえる、というわけだ。

 

願ってもない状況である。正直、お金の問題が突破できるなら、ホームスタジオを作らない理由がない。これは今なんじゃないか?神様が今つくれと言ってるんじゃないか?

もちろん審査に落ちたらお金はもらえない。でも、仮にもらえなくても別に破産するわけじゃないし、できたスタジオでより一層仕事を頑張ればいいだけのこと。

 

何より、私の勘が言っているのだ。「やるならここだぞ」と。

 

ここな気がする。夢のホームスタジオ、つくるならまさに今なのでは???

 

幸い、私には、ホームスタジオを持つ長利という物知りな友人がいる。防音事情などは聞けば教えてくれるとのことだった。

ホームスタジオができたら、今後の音楽すべてのクオリティが数段上がるはずだ。私が普段から言っている「いいものは早く買え」の究極である。

 

さらに、動画撮影レッスンなどで背景がカメラに映る際にも、ホームスタジオがあれば助かる場面が多い。

今の仕事場は自宅の一室にあり、ちょっとでもカメラの向きを変えると、冷蔵庫やベッドやソファなど、あまり映ってほしくないものが映ってしまう。

しかも、私の仕事部屋にはエアコンがなく、別部屋のエアコンの風をサーキュレーターで送り込むことでなんとか温度調整しているのだが、レッスン中は背景を映さないために吸音パネルでデスクを囲うので、地獄のような温度になる。レッスンが終わると、夏はいつも汗だくだし、冬は指先が凍っている。正直ほとほと困っている。

ホームスタジオなら、映したくないものはそもそも置かなければいいだけのことだ。今は生活をしている関係でどうしても……なところがあるが、生活と仕事を完全に分けてしまえばその問題は解決する。というか、解決するべきだろう。一刻も早く。

 

さらにさらに、防音をガチですることで専門性の高い音楽機材も扱える。

今ちょうど欲しいモニタースピーカーがあるのだが、低音があまりにも出るため今の家では導入できないのだ。あれを買いたい。あとはカメラや照明も然るべき場所に設置して、二度と動かさなくて済むようにしたい(今は撮影機材一式は普段しまっておき、撮影のたびに取り出している)。

 

さらにさらにさらに、ホームスタジオがあれば人に住所を教えるときに住んでいる家を教える必要がなくなる。

実はいま、オンラインストアでCDを買うと私の住所が書かれた封筒が届く。郵送の都合上書かざるを得ないからだ。でも、本当は住所を教えたくない。トラブルに発展する可能性だってなくはないし、あとはもう単純に、「住所を知られている」って嫌だから。

でもホームスタジオ(事務所)の住所だったら、知られてもあまり嫌な感じはしない。全然ホームページに載せたっていいくらいだ。

 

……あぁ、考えれば考えるほど、ホームスタジオがほしくなってきた。

突破すべき壁はただひとつ。物件探し。これだけだ。物件さえ見つかれば今すぐにでもつくりたい。

 

夢が膨らむ。音楽が作れて、YouTubeの撮影ができて、レッスンもできる私のためのスタジオ。

とりあえず、みなさまにおかれましては続報を待たれよということで……。

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