アー写を撮り直す理由/ 好きなことで生きていく?

こんにちは!ゼロカラカンパニーの月岡です。
ゼロカラシティにご参加いただきありがとうございます。

このコラムはメンバー限定コンテンツです。
内容は外部に漏らすことのないようお願いします。

アー写を撮り直す理由

私のライブまで、ちょうど残り半年になりました。

5月25日に東京で開催するライブの準備が、日々着実に進んでいます。

 

先日、新しいアー写を撮影してきました。

 

今回も撮影はShinさん。藤井蓮のTEENAGERのMVを手掛けてくれた、私が最も信頼する映像クリエイターです。

→TEENAGER / 藤井蓮

→Shinさんが登場するメイキング

 

今回の撮影にあたって、Shinさんと入念な打ち合わせを行い、今後のプランや魅せ方について徹底的に話し合いました。

今まで使っていたのがこちらのアー写だったのですが、

これを撮影したのは2021年の秋。その頃からYouTubeはやってましたが、今と違って、目的はCubaseレッスンのお客様を増やすことにありました。

なので当時、カメラマンさんには「教育×音楽な写真にしたい」とお願いしました。その結果、七三の髪型で、ジャケットを着て、ニカっと笑って歯を見せて、ヘッドホンを首からかけることになったのです。

 

結果的に、この写真の果たしてくれた役割はとても大きかったです。レッスンのお客様は2022年から急増し、各所で「あのヘッドホンの人」と呼ばれるようになりました。私は、写真をプロに撮ってもらうことの素晴らしさと、その効果について学ぶことができました。

 

それから時が経ち、2023年の秋。私はCubaseレッスン業から少しずつ退くことを考えています。理由は他のブログで触れているのでここでは割愛しますが、いま私が夢中になっているのはゼロカラコンピと自身の音楽活動(ライブ)であり、そこに「教育」の要素はありません。なので、このままこの写真を使い続けていたら、人々に間違った印象が伝わってしまい、私の向かいたい方向には行けないと判断したのです。

 

ならば新しいアー写はどうするべきか?私はShinさんとふたりで延々考えました。

例えば、急にロックミュージシャンぶって革ジャンとダメージジーンズになったらどうでしょう?それを月岡彦穂がやるのはおかしいですよね。今までと印象を変えたいからといって、今までの印象をぶっ壊していいわけではありません。積み上げてきた信頼は大事にしなければならないのです。

そもそも、今まで私を見てくれた人たちは、私の「今までの雰囲気」に惹かれてくださっていたのですから、そこを裏切っては絶対にいけません。

 

となれば、デザインシャツ、この辺りが相場でしょう。堅苦しいジャケットを脱いで教育要素を減らし、ミュージシャンらしい遊び心あるデザインシャツを着る。清潔感と真面目さはある程度担保しつつ、少しだけ崩そう。服装はこうして決定しました。

次に、ヘッドホンは残そうという話になりました。これはもはや私のアイコンだからです。「あのヘッドホンの人」という印象まで崩すことはないでしょうし、なんなら、ちょっと小道具があったほうがアー写は映えるのです。

そして最後に表情です。今までは教育要素アップのために笑顔でしたが、今回はこれをやめることにしました。私の音楽は「盛り上がっていこうぜ!」みたいな明るいものではありませんし、そもそも私の性格はインドアなので。「真摯に音楽を作り続けるクリエイター」のイメージで、今回は表情を作ることにしました。

 

とまあ、ここまで書いておいて肝心のアー写は見せんのかい!というクレームに関しては、ごめんなさい、まだどの写真にするか決定してないもので……。でも、記憶の新しいうちにアー写の話をしたくて、今日は期待感だけ煽らせていただきました!笑

12月22日のゼロカラコンピ前夜祭の中で発表になります。それまでライブすることも、アー写撮ったことも秘密ですよ!よろしくお願いしますね!

 

好きなことで生きていく?

昨日、新しい動画がアップされました。

今回も株式会社フックアップさんの提供で、ユニバーサルオーディオの新しいマイク「SC-1」をレビューさせていただきました!

 

フックアップさんは過去にオーディオインターフェースの「Volt」、高級マイクの「Sphere」、そして伝説の実機コンプ「1176LN」もレビューさせてくださり(奇しくもすべてUA製品ですね)、そのどれもが素晴らしい製品でした、特に76コンプなんて、返すの躊躇いましたもん。これ、私のものにならないかなぁって。笑

→76コンプの動画。ちゃんと回数も伸びててありがたい……。

 

フックアップさんとのお仕事は今年から始まったのですが、きっかけは向こうからのメールでした。

こちらの動画を担当の方がご覧になったらしく、一緒に仕事がしたい!とご連絡くださったのです。

 

このとき心の底から、「好きなことを発信していてよかった」と思いました。私が勝手にApolloを買って、勝手に好きになって、勝手に紹介したら、企業の目に止まって仕事になった。これって、SNS時代の一番理想的な受注/発注の流れだと思うんです。

ヤマハさんとお仕事させていただいた時もそうでした。私のCubaseの初心者講座をご覧になった担当の方が、M3にわざわざ足を運んでくださってそこから始まったのです。これも「好きなことを発信していてよかった」の例です。

 

YouTubeをやっていると、趣味があるって意外とレアなことなんだな、とよく感じます。世の中の人って意外と、趣味、ないですよね。「趣味探し」なんて言葉もあるくらいですし。同年代の友人にも「趣味がない」「やりたいことがない」という人は多いです。

私は幸いにも、10代の頃に「音楽」と出会い、20代になっても、30代になりかけても、ずっと音楽が趣味のままです。色々あって音楽を仕事にしましたが、仕事になっても音楽が好きです。なんなら、仕事にする前より好きかもしれません。休日も妻が友人と出かけるなら私はいそいそと事務所へ行き、作曲を進めています。好きで好きで仕方ないからです。

 

正直、私はSNSがなかったら社会不適合者だったと思います。ずっと音楽を作り続けていられればそれでいいタイプの、音楽の優先順位が他の何よりも高いタイプの人間なので。会社員時代の同僚からは、怠惰で無気力なダメ社員に見えていたことでしょう。

SNSがあって本当によかったです。好きなことを全世界に、それも自由に発信できる時代でよかった。そして、新しいものに無抵抗な若いうちに、YouTubeに飛び込んでよかった。つくづく、私がいま社会人として生きていられるのは運がよかったと思います。生まれる時代を間違えたら、私なんてすぐに打首だったでしょう。

 

この先も、時代は容赦なく変わっていきます。私に合わない時代もきっとやってきます。どれでもなんとか乗り越えて、音楽だけはずっと好きでいたいものです。そして願わくば、それでいいと言ってくれる人に囲まれて生きていきたいものです。そういう場所を、ずっと渡り歩いていきたいものです。

来年のライブは、その一環になればいいなと思っています。ここから先の人生に「ライブ」という選択肢が増えるように、できる努力はすべてしていきますので、応援よろしくお願いします!!

 

〜初ライブ告知〜
【日時】
2024/5/25(土)の夜
【場所】

渋谷 LOFTHEAVEN
【タイトル】
???
【メンバー】
・Vo&Gt:月岡彦穂
・Gt:こーや
・Ba:市森
・Dr:ヒデ

PAGE TOP