マジの本音を書きますね。

こんにちは!ゼロカラカンパニーの月岡です。
ゼロカラシティにご参加いただきありがとうございます。

このコラムはメンバー限定コンテンツです。
内容は外部に漏らすことのないようお願いします。

制作を終えて

4thアルバムの納品、無事に完了しましたー!!


→書き出した音源をチェックしているときの様子(〆切日の21時49分!)

 

全11曲、一切妥協なしで制作しました。胸を張って最高傑作と言えるでしょう。4月28日にM3即売会、29日からはオンラインストアでの販売がスタートします。一枚でも多くみなさまのお手元にCDをお届けしたいです。ぜひ買ってください!!!

サブスク配信は最速で29日リリースの予定ですが、審査が通るまでは日付を確定できませんので、もうしばらくお待ちください。

正直いま恐れているのは、配信審査に落ちる可能性です。というのも、今作から配信仲介をTuneCoreJapanからnarasuに切り替えまして、たとえばアルバムの中の「Dawn Song」という曲に対してnarasuから「これ、昔TuneCoreJapanで”月岡彦穂”さんがリリースしてましたよ?盗作じゃないですか?」ってイチャモン付けられるんじゃないかとドキドキしてます。いやいや、月岡彦穂は私じゃろがいとツッコミを入れたくなりますが、こういうエラーって起きるときはマジで起きるんですよね。で、しかも”起きた”時点でもう詰んでいたりするんです。最悪、サブスク配信が無しになる可能性もないと言ったら嘘になります。

とはいえ、サブスク配信無しはかなり凹むので、審査頼むから通ってくれと願いながら日々過ごしています。何が悶々とするって、審査結果が出るまではアルバムの告知動画が出せないのですよ。だって聴く方法が「CDとサブスク」なのか「CDのみ」なのかが確定しないと動画作れないじゃないですか。こちらとしては一刻も早く告知動画を出したいので、早く……早く……とメールボックスを頻繁に眺めてはため息をつく毎日です。好きな子からのLINEの返事くらい悶々と待っています。考え方によっては告白の返事待ちと同じですし。

 

 

 

さて、お待たせしました。ここからが本題です。

 

最近私にDMで「ご意見」を送ってくださる方が急激に増えてきました。中身は多種多様ですが、ほとんどの文章は要約するとこうなります。

 

「最近の月岡さんのコンテンツは自分好みじゃないから、昔に戻ってほしい。」

 

言いたいことはわかります。もちろん自覚してますよ、最近の私のコンテンツが変わってきていることは。動画は講座/ノウハウ系が減ってプラグイン紹介ばかりになりましたし、シティのブログや定例会も役に立つ情報ではなく、自身の音楽活動の裏側ばかり話すようになりました。ライブとかアルバムとかどーでもいいから、昔みたいに役に立つ情報を発信してくれ。シティをもっと盛り上げてくれ。そう思う方がいらっしゃるのはとても理解できます。

私にも「昔の方が良かった」と思う人がたくさんいます。たとえばそうですね、アジカンの曲は昔の方が良かったと思ってます。エルレのアルバムも正直前作の方が良かったです。追っていた人が自分の意図せぬ方向に行ってしまう悲しさはよーくわかります。そっぽ向かれたようで寂しいですよね。信じていたものがポカンとなくなると、虚しくて最低な気分になりますよね。

その上で、私はご意見を送ってくださる方に、お返事として言わせていただきたいことがあります。

 

 

 

「うるせえな」

 

はい。いやもう、これに尽きます。ご意見番のみなさん、あなた達は「うるせえ」以上でも以下でもありません。

 

私は私のやりたいことをやります。

 

大事なことなのでフォントを大きくしました。いいですか、私は私のやりたいことをやるんです。ファンがクリエイターの活動に指図する必要など1mmもないのです。

 

前提として、コンテンツというものは「好きなら見る、好きじゃければ見ない」の選択を受信側が自由に行うものです。発信側は自分の作りたいものを作り、受信側は好きなものを選んで見る。もし合わなくなったと思うなら見るのをやめればいい。クリエイターとファンはそういうシンプルな関係性なんです。つまり、ファンがクリエイターに対して取れる選択肢は「見るか、見ないか」だけであって、「自分好みに変えようとする」だなんてお門違いも甚だしいというものです。

だから、私のコンテンツが自分好みでなくなったなら、もう見なきゃいいだけなんです。なのに「昔に戻ってほしい」とDMを寄越し、ひどいときは「昔に戻った方がいい理由」を懇切丁寧に説明してくださる方もいます。ハッキリ言って「うるせえな」です。昔に戻ってほしいと言われてハイそうですかと戻るクリエイターじゃないんです私は。もう正直うんざりしています、私は、私を変えようとするDMに。

 

ただ、一方でこうも思うのです。「これは自分の蒔いた種である」と。

 

私は、ネットで自分を良く見せすぎました。本当の私は「うるせえな」とか普通に言いますし、どちらかというとガサツで乱暴な人間です。でも皆、「月岡さん」はそんな言葉遣いをしないと思っています。紳士的に振る舞うと思っています。

これはある意味、ブランディングの失敗です。印象100の人(自分がそうであるとは言ってないですよ)がちょっと悪いことをすると一気にイメージが下がりますが、印象20の人が同じことをしても何も叩かれない。このことをもっとよく考えてネット活動をすべきでした。気づけば私は、空に浮かぶ細い細い平均台の上を歩いていたのです。

私の魂のかたちは、「手の鳴る方へ」や「弱肉強食」や「ミスターリクルート」を書いた頃から何も変わっていないというのに、いつの間にか「みんなに求められる自分」を演じるようになっていました。昔はあんなに好きだった作詞が思い通りにできなくなってようやく、何年もずっと魂が無理をしていたのだと自覚しました。

みなさんの中の「月岡さん」は、きっとご意見DMに丁寧に返信してくれることでしょう。でも、私はそれをしないと決めました。魂を守るためです。月岡彦穂は、そんなことしないんです。

 

少し話は逸れますが、そもそも、ご意見がDMで送られてくるのはナメられているからです。「この人は自分ひとりの意見で動いてくれるかもしれない」と思われているから、じゃんじゃんDMが送られてくるのです。

ナメられていない人は、SNSやネット掲示板のようなオープンな場所でご意見を書かれます。なぜなら「自分ひとりでこの人を動かすのは無理がある」とファンに思われているからです。皆がヒカキンにご意見DMを送らないのは、本人に届かない(物理的にも精神的にも)とわかっているからです。

私にDMが届くのは、「こいつくらいの規模のインフルエンサーなら自分の意見を無視できないはずだ」と多かれ少なかれ思われているからです。だから丁寧な長文が送られてくるのです。そのことがたまらなく惨めで、腹の底からムカつきます。要するに、DMが届かないくらいビッグになれていない自分も悪いのです。

 

恥ずかしげもなく書くと、私は「DTM講師」から「ミュージシャン」にイメージを変えようとしています。理由は「それが私のやりたいことだから」です。なので数年後にはファンが全員入れ替わるかもしれません。

ずっと応援してくれとは言いません。その代わり、月岡彦穂に飽きたらそっと離れていってください。DMはマジで不要です(ご意見も要りませんし、シティ退会します報告はもっと要りません)。

 

だからこそ、逆に言えば私は、“今”の私を応援してくれるファンのことを心の底から大切に思っています。

 

現在進行形で私を応援してくださっているみなさま、いつも本当にありがとうございます。私はあなた達にこれからも全力でコンテンツをお届けします。4月に出るアルバム、買ってください。5月のライブ、来てください。ゼロカラコンピ、参加してください。絶対に後悔させません。私はいま、その3つに夢中です。

 

 

……と、ここまで書いて読み返して、こんなことわざわざ明文化しなくても……と思ってしまいましたが、最近ずっとモヤモヤしていたので言語化させていただきました。月岡彦穂はこういう文章も書きます。そのことは知っておいてください!

ということで、改めてこれからもよろしくお願いします。まずは4月28日、最高の音楽を届けます!!!

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