アルバム制作へのこだわり

こんにちは!ゼロカラカンパニーの月岡です。
ゼロカラシティにご参加いただきありがとうございます。

このコラムはメンバー限定コンテンツです。
内容は外部に漏らすことのないようお願いします。

詰めろ詰めろ詰めろ

4thアルバムの制作が進んでいます。

ホームスタジオの壁には進行表が貼られており、進捗をアナログに管理しています。

 

このあと1曲ミックスして、それで5曲が完成する予定です。11曲入れたいので、今夜ようやく進捗50%に届きそうです。3月末日が締切なので、それまでにできることはやりきろうと思っています。

 

私のアルバム制作は「まず1曲をマスタリングまで完成させること」から始まります。そうやって「型」ができたら、あとはミックスプリセットを作って残りの時間をすべて作曲と編曲、レコーディングに使います。

 

私はミックスが好きです。各トラックの音を作り込んでいく作業はたまらなく愛おしいですが、それが楽曲制作の本質でないことは理解しています。
本質はあくまで「作曲」にあり、いい曲を書くことに一番の力を注ぐべきだと考えています。だからミックスやマスタリングはある程度型通りに行って、サビのコード進行をどうしようとか、歌詞の言葉選びを推敲しようとか、歌い方をこういうふうに変えてみようとか、そういったポイントに可能な限り時間を使っています。

 

だからこそ、最初の1曲のミックスマスタリングは極限まで追い込みます。追い込んで追い込んで、これ以上ないほど理想のサウンドになったら、StereoOut(全ての音の出口)含む全トラックをプリセットとして保存し、他の曲は全てそのプリセットを読みこむことでミックスを完成させます。
キーによってEQポイントが変わるのでそこの微調整と、ボーカルのピッチ補正およびボリュームオートメーションは曲ごとに行う必要がありますが、半日もあれば十分終わる作業です。

 

※ちなみに、アルバムのミックスプリセットは何かしらの形でみなさんに共有できればなと思っています。動画にするかブログにするかは分かりませんが、5〜6月あたりのリリースをお楽しみに!

 

型ができれば、あとはいかに楽曲を「詰められるか」です。みなさんも経験あると思いますが、無限に終わらない「納得」との勝負が始まります。

私は理想が高く、かつ、音楽に対しては潔癖で完璧主義者なので、めちゃくちゃ苦しい時間がやってきます。しかし、ここを乗り越えた後の爽快感は、人生できっと何度も味わえないほどの素晴らしい体験になります。

 

そしてリスナーは、そのアルバムが「詰めて」作られたかどうかに勘づきます。私にできることは、締切日まで一切の妥協なく楽曲を詰め続けることだけ。

ライブの準備と並行して、アルバム制作も頑張っていきますよ!


→モチベーションアップのために、敬愛するバンドのポスターをデスク脇に飾っています。

 

CD

そろそろCDのことも考えないとな、と考えています。(変な言い回しですね)

 

今回のアルバムももちろんサブスク配信しますが、より高音質なCD版も制作するつもりです。
4/28(日)にM3があるので、そこでリリースしようと思っています。ぜひ来てくださいね。(まだ出展確定ではないです。当落発表待ちです)

 

CDのことを考える、というのは、ずばり「歌詞カード」「ジャケット」「帯」のことです。

 

月岡彦穂のアルバムは3枚ありますが、CD化しているのは2018年リリースの「ほんとうのこと」だけです。このCDはジャケットと歌詞カードをクリエイターの知人に頼んで作ってもらいましたが、残念なことに、その方はもう職を退いてしまいました。

 


→今でも大好きなジャケットです。CDはこちらで買えます。

 

結論から書くと、今作はデザインを全て自分で作ろうと思っています。

せっかく仕事用にいいカメラもあることですし、どこかに出かけて写真を撮るか、あるいはゼロカラコンピみたいにイラスト素材をこねくり回して作るかは分かりませんが、デザインに1人で向き合ってみたいと思います。

 

当然ですが、人に頼むといいことも悪いこともあります。

これは完全に私の肌感覚ですが、デザイン分野は外注すると残念な結果になることが多い気がしています。今までデザインを外注して心の底から「いいな!」と思えたのは、先述のジャケットと、昨年リリースしたゼロカラシティの作品だけです。正直な話、他の外注デザインはことごとく「このクオリティなら頼まなきゃよかった」と後悔してきました。

 


→「How to walk ゼロカラシティ」のジャケット。これはかなり好き!

 

私の「ひとりでできるもん」的な思想は昔からです。

大学生の頃から、私は「これだけ情報がオープンになったんだから、もう大抵のことは1人でできる」と主張し続けてきました。

バンド音楽は1人で作れる。中途半端に人と組むより1人で作った方が絶対にいい作品ができると信じて疑いませんでした。バンドもやっていましたが、音源制作はかなりの割合を1人だけで行ってきました。

今にして思えば、必ずしも「1人だから」いい作品ができるわけではないと思いますが、しかし、中途半端に人と組むよりは……の部分は信念として変わっていません。

 

心の底から信頼できるクリエイターとしか、私はモノ作りをしたくありません。これは完全にエゴです。手塩にかけて育てた我が子を預けるなら、「この人になら殺されてもいい」と思える人でないと嫌です。私はダルい老人になるよ。

昔は周りにそういう人がいなかった(周りの能力が低かったのではなく、私の性格が「閉じていた」のが原因)のですが、今は幸いにして、たくさんの信頼できるクリエイターに恵まれています。

オトナリダンギの長利くん、5/25のバンドメンバー、アー写やMVを一挙に担ってくれるShinさん。彼らの力を借りながら、自分の音楽を一番遠くまで投げてみたい。そして、そういう営みを生涯続けていたい。

 

今はそんな気持ちで音楽をやっています。

 

その第一歩として、5/25のライブは絶対に成功させたい。勇み足で毎日個人練しています。明日は今年最初のバンド練があります。ついに【4ヶ月前】となりました。チケットをぜひ買ってください。会場で会えるのを楽しみにしています。

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