こんにちは!ゼロカラカンパニーの月岡です。
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ライブプロモーションについて
2024年5月25日に渋谷でライブやります!
今日はプロモーションの打ち合わせでした。
12月に変更するアー写、3月に公開するMV、そしてライブ当日の撮影についてです。
アー写とMVはともかく、ライブ撮影がプロモーション?と思った方も多いかもしれません。
今回のライブは映像を残そうと思っているのですが、これには2つの目的があります。
①ネクストライブへの導線
②データ販売で収益化
まず①について。私はもちろん、来年5月のライブを最初で最後にするつもりはありません。ネクストライブのことも視野に入れて動いています。
そうなった時に、ファーストライブの映像があるとないとではまるで違います。なぜならセカンドライブの集客はファーストライブの映像で行うからです。
みなさんは「ライブ映像を見てライブに行きたくなった」ことはありませんか?めちゃくちゃあるんじゃないですか?私はめちゃくちゃあります。
逆に言えば、ライブ映像なしでライブの集客をするのは、非常に難易度が高いと言えます。ポートフォリオなしで就活する学生のようなものです。「で、実際はどんな感じなん?」をわかってもらう資料として、ライブ映像はとても重要なのです。
ライブ映像をYouTubeで公開しておくこと。これは今後ライブをしていく上でマストです。今回のファーストライブに行かない選択肢をした人も、映像を見たら来たくなってくれるかもしれませんからね。
そして②について。生々しい話で恐縮ですが、ライブの撮影はかなりのお金がかかります。見積もりは数十万円でした。とてもじゃないですが、YouTubeに無料で全編公開できるものではありません。
なんなら今日打ち合わせをした方に「円盤やデータを売らないなら撮影自体あまりおすすめはしないよ。僕が言うのもなんだけど(笑)」と言われました。真摯な方だなぁと思いました。
私もビジネスマンの端くれなので、赤字覚悟で戦場に突っ込むことはしたくありません。そして何より、せっかく撮っていただく最高のライブ映像。しっかり対価をいただいて、みんなに最高の形でお届けしたい。そんな気持ちがあります。
ただ、おそらく円盤は作らないと思います。理由は単純で、私がライブ円盤が嫌いだからです。スマホでサクッと見せてくれ…と全バンドに思っています。
だから今回は、自分の感覚に正直にデータ販売をしようと思います。円盤のコストも削減できていいことづくめです。
ライブ映像は、YouTubeに無料で公開するのは1~3曲程度、他はデータにして販売する予定です。
気が早いですが、ぜひ買ってください!よろしくお願いします!
と、
そんなこんなで、2時間強の打ち合わせが終わりました。
新アー写の構想も出来上がり、すごくワクワクしています。MVは私の作曲待ちです。今は、曲を書いてはボツにし続ける、一番辛い時期です(笑)。
みなさんにいいものをお見せできるように頑張ります!
5月25日、空けておいてくださいね!
UADプラグインは魂の解放だ
UADのコンプレッサー「LA-2A」の無料配布が始まっています。
▶️無料配布はこちら
これは絶対もらっておいてくださいね。LA-2Aなんてなんぼあってもいいんですから。
UADのセールが増えてきた感じがありますね。私の感覚では、UADはWAVESの地位を狙っているように感じます。初心者から上級者まで使える最強プラグイン、しかも価格も無理がない、という絶妙なラインです。
今までは一部のマニア向けのものだったUADプラグイン、ここ1年で一気に脚光を浴びてきました。サブスクを始めたり、Native(専用ハードなしで使えるシリーズ)をリリースしたり。
個人的には、これでようやくUADもWAVESラインのスタートに立てた気がします。ここからどんなプロモーションを打つのか、それ次第では、本当にWAVESのポジションになり変わるのではないかと思っています。
一度使った方はわかると思いますが、UADプラグインの音は本当に次元が違います。あぁ、本物ってこういうことか……と有無を言わさぬ説得力があります。私が初めてUADプラグインを使ったのは2019年ですが、それからほぼUADプラグイン(とOzone)だけでミックスしている点を鑑みると、その圧倒的な品質がご理解いただけるかと思います。
UADプラグインのいいところは「デジタル臭さを取ってくれる」ところだと私は思っています。アナログ機器を模しているので当然と言えば当然ですが、他のアナログエミュレーション機器では感じられない”ゆらぎ”とも呼べそうな何かを、UADプラグインからは感じます。
それは豊富な倍音やサチュの汚れ感、そしていい意味でのファジーさが原因だと私は思っていて、言葉を選ばずに言えば、その雑味やノイズこそが、デジタル音楽の良いアクセントになっていると思うのです。
ところで、昨日、次のアルバムのある曲でギターを弾いていただく”Aさん”と飲みに行ったのですが、彼が「アジカンの新しいサーフブンガク、俺ちょっと苦手なんだよね」と言っていたのが印象的でした。
アジカンは最近、2008年の名盤「サーフブンガクカマクラ」を再録してリリースしました。私はすごくいい作品だと思っていたので、あれのどこが苦手なんですか?と聞くと、Aさんは「音楽としての完成度が高すぎて逆に聞きづらい。2008年の荒削りなアレンジの方が俺は好きなんだ」と言いました。
私には新鮮な感覚でした。音楽は洗練されればされるほどいいと思っていたからです。2008年よりも2023年の方がサウンドもかっこよく、アレンジも作り込まれていて好きでしたが、それをよく思わない価値観もあることに驚かされました。
飲み屋では「そうですか〜、私は今の方が好きだなぁ」みたいなリアクションをしたのですが、帰り道にふと、Aさんの音源を聴いて愕然としました。Aさんの音源は”荒削りでかっこよかった”のです。
ここでいう荒削りとは、”パンク”とか”初期衝動”とかそういう文脈ではなく「あえてこれで良しとしている」というニュアンスです。なぜそんなことが分かるかというと、Aさんの演奏スキル、知識、教養は、私の遥か上をいくからです。そのAさんが、私でも気付くような音のぶつかりや、歪な音量バランスをそのままにしていたのです。
私がこの曲をミックスをしていたら?きっと、キレイにまとめてしまうことでしょう。ピッチ補正で不協和音をなくし、オートメーションで音量を均一にしていたことでしょう。
でも、きっとAさんは”あえてそれをやらなかった”のです。「これ以上いじりたくないな。だって今のままで十分かっこいいから。」と言うAさんの顔が容易に浮かびます。「この雑さがいいんだよ。」とニヤニヤしながら。
それは、なまじDTM講師なんて仕事をしている私には、なかなかできない発想です。私は今まで「洗練されているのが良い」という価値観に基づいて、音源を”洗練させてしまっていた”のです。
そして、ミックス前の方が良いと感じた自分の気持ちに蓋をして「イマイチ熱狂できないけど市場の求める綺麗なサウンド」を納品してしまうことが多々ありました。
次のアルバムに対して、私は「とにかく洗練させねば」と思っていましたが、少し考えを改めてもいいのかもしれません。セオリーがどうとか音楽理論がどうとか、最近気にしすぎていたかもしれません。少なくとも、Aさんにギターを弾いてもらう曲は、できる限り自由でラフなサウンドにしようと思いました。
そして、私がUADプラグインに感じている魅力の本質は、もしかしたらその”自由さ”かもしれない。
昨日の飲み会を機にそう思うようになりました。
UADプラグインには、Aさんの音源に感じたファジーな魅力が詰まっています。もっと自由に、直感で音楽を楽しんでいいんだよ。そう言われている気持ちになるのです。
それはある種、魂の解放に近いのかもしれません。中二病的な感覚で言うと、Twitterで理論のことを偉そうに語っている奴らに中指を立てたい気持ち。それかもしれません(笑)。
そんなUADプラグインの代表選手、LA-2Aが無料配布中です。みなさんも是非もらって、魂を解放してみてください。では、また来週!
〜初ライブ告知〜
【日時】
2024/5/25(土)の夜
【場所】
渋谷 LOFTHEAVEN
【タイトル】
???
【メンバー】
・Vo&Gt:月岡彦穂
・Gt:こーや
・Ba:市森
・Dr:ヒデ