ライブへの不安と本音 / 知り合いが逮捕された

こんにちは!ゼロカラカンパニーの月岡です。
ゼロカラシティにご参加いただきありがとうございます。

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ライブへの不安と本音

ゼロカラコンピ「ラブソング」の解禁まで、あと3日となりました。

全曲視聴動画のセッティングも終わり、いよいよ23日の0時になったら一斉に解き放たれます。今までで一番多くの曲が聴ける最大規模の定期演奏会ができるのが、今から楽しみでなりません。

今日は20日。永遠に続くかと思われた師走ももうすぐ完走です。実は12月に入ってからまだ1本も動画を出せていません。こんなに動画を更新できなかったのはYouTubeを始めて以来初めてのことなので、来週はお詫びに毎日更新をしようと思っています。

 

さて、明後日に控えている前夜祭では、ついに5/25のライブを発表できます。ゼロカラシティでは夏からずっと話をしていましたが、外向けに情報を解禁できる日がようやく来ることにワクワクしています。

果たして人は集まるのか。今一番怖いのはこれです。

ゼロカラカンパニー開設以来初めてのライブになるので、まるで集客数が読めません。キャパ120人の会場をおさえましたが、一瞬で売り切れる可能性も、3人しか買ってくれない可能性もあります。

どう転ぶかはまったく予想できません。もしダメだったら……と考えるとめちゃくちゃ怖いですが、やらなきゃ後悔することだけは確実なので、勇気を出して挑戦します。

 

きっと大半の人は「へぇ〜月岡さんライブやるんだ。でも自分には関係ないかな」というスタンスだと思います。私の考える私のライブの「重さ」と、世間の考える月岡彦穂のライブの「重さ」には天と地ほどの差があるでしょう。それは重々承知しています。一応、顔と実名を出して4年間飯を食っているので、自分の見られ方については冷静かつ客観的に見れているつもりです。

本来、私は、時間とお金をかけてライブなんてやらずに、今よりもYouTubeの更新頻度を上げて、ひたすら視聴者に有益な情報を無料で届け続けるマシンになった方が好まれるでしょう。個人事業主として売り上げを伸ばすことを考えるのであれば、絶対にそうするべきです。むしろ、黙ってそれができればどれだけ人生はラクだったでしょう。

 

でも私は、理想を追いかけることをやめたくないのです。ライブがしたいと思ってしまったのだから、ライブをするのです。それで離れていく人たちのことは知りません。彼らは私の人生の責任は取ってくれません。

私の人生は、私が決めたことを、私が責任もってやるのです。それでどう思われようと、どんな負債を背負おうと、自分で決めたことだからいいのです。私は他人に望まれる方ではなく、自分が望む方へと人生を進めていきたいのです。

 

だからこそ、本気で準備してきました。YouTubeの投稿頻度を減らしてでも、新規のCubaseレッスンを断ってでも、可能な限りの労力を5/25のライブに注ぎ込んできました。

それは愚かで無意味な行動に映るかもしれません。私が私のコンサル業者なら「やめろ」と言います。でも、私が決めたんだから、これが私にとって唯一無二の正解なのです。

 

毎日ボイトレをしています。ギターの練習もしています。新譜の作曲も進めています。ときどき走って体力もつけています。「いいライブをすること」ばかりを考えて、この半年間生きてきました。こんなに夢中になって何かを準備するのはいつぶりでしょうか。私は、絶対に私を失望させたくありません。

 

正直あとは集客、ここだけです。ひとりでも多くの人に来てほしい。そして見てほしい。あぁ、これが月岡さんが1年かけて準備してきた本気のライブか。こりゃあたまげたな。さすがだな。会場にいる全員にそう言われたいです。

 

多くの人が気軽に来られるように東京にしました。遠方からでも来やすいように土曜夜にしました。仕事の予定が、プライベートの予定が、そんな言い訳をされたくなくて5ヶ月前に告知しました。だから、チケットは先着順にします。早いうちから予定を空けてくれた人を優先したいからです。

 

120人、何がなんでも集めます。1人×120です。これを読んでいるあなたに来てほしい。ぜひ前夜祭の直後にチケットを買ってください。よろしくお願いします。

 

知り合いが逮捕された

知り合いが、公然猥褻で捕まりました。

その人は地元密着型のミュージシャンで、以前私がFMラジオをやっていた頃、別の曜日のパーソナリティだったために2〜3回お会いしたことがありました。当時のラジオの相方から「○○さん逮捕されたらしいよ」とLINEが来て知ったという感じです。

ニュースを見ると、どうやら誤認逮捕ではなく本当にやっちゃったらしく、あぁ、本当にやっちゃったんだ、と思いました。車を運転中に、通行人に見せちゃいけないものを見せたらしいです。運転中!?と思いましたが、まぁきっと赤信号で停止している時とかでしょう。ていうか走りながらだったら怖すぎる。

 

こういうニュースを見るたびに「性癖が歪んでしまった人は一体誰が救うのか」という暗いテーマについて考えてしまいます。

露出でしか自分を満足させられなくなってしまった人間は、「性的に満足するためには犯罪を犯すしかない」というカルマを背負って生きていくことになります。運が悪かったと言えばそれまでですが、これは他人事ではなく、私は「たまたま自分のフェチズムに犯罪性が付与されていないだけ」であって、時代や価値観が違えば自分がそちら側だったかもしれないと思うと、世の中怖、と思います。

 

もう少し主語を拡大すると、人はそれぞれ自分の中で成立する「正義」を持っていて、大半の人間はそれが社会正義と合致するが、一部の人間の正義は社会正義に反してしまうため、結果として見向きもされなかったり酷い時には逮捕されてしまったりする。なんとなく生きづらいとか、うまくいかねえと思っている人だって、その人の中では「正しい」選択をしている(あるいはせざるを得ない)場合だってあるはずで、それを一律で「NO」とすることは社会の秩序を守るために必要とはいえ、少しかわいそうというか、無慈悲でもあるよなと思います。

 

もちろん、出しちゃった知り合いを擁護する意図はまったくありませんが、「一体誰なら彼を救えたんだろう」とは今でも考えます。彼の社会に反した欲望を発散させず、かといって我慢もさせず、うまく昇華する道はなかったのか。それこそスポーツやエンタメにそれはできなかったのか。彼はミュージシャンでもあったので、音楽にそれはできなかったのか。

「社会正義に反した瞬間に人生おしまい」というルールはあまりにも無慈悲すぎるし、運要素も強く、自分が未来永劫そうならない保証なんてどこにもないのですから、「社会正義に反した人の魂を昇華させる方法」があればいいのにと思いました。それこそ露出したい気持ちを、爆音で音楽聴いて昇華できたらいいのにね。

今回の一件は他人事じゃない気がします。こんな生き方をしていたら、いつ自分の正義が社会の正義と合わなくなるかわかりません。「YouTuberは倫理に反している」「音楽を作るなんて不謹慎だ」と言われる未来が絶対に来ないとは誰にも言い切れません。もしその時が来たら、うまくいなしながら昇華して、逮捕されないよう上手に生きていきたいと思います。

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