私がCubaseレッスンを減らしている理由

こんにちは!ゼロカラカンパニーの月岡です。
ゼロカラシティにご参加いただきありがとうございます。

このコラムは、ゼロカラシティのメンバー限定コンテンツです。内容はメンバー以外に漏らすことのないようお願いします。

 

さて、今回のテーマは「私がCubaseレッスンを減らしている理由」です。

 

とある本を読んで

私は読書が好きで、月に4〜5冊は本を読んでいます。

先月、かの有名な「エッセンシャル思考」を読みました。

ベストセラー本なので、読んだことがある方も多いかもしれません。

 

この本の内容はざっくりと、

人生からムダを省こう

です。

 

「ムダ」というのはこの本によれば「人生の目的に沿わない行動や仕事」のことであり、極端な例を出せば「野球選手になりたいのにサッカーの練習するのやめようよ」であり、もう少し踏み込んだ例を出せば「ミュージシャンになりたいのに居酒屋のアルバイトするのやめようよ」です。

 

とにかく詳しくは本を読んでほしい(あるいは中田敦彦さんのYouTube大学で見てほしい。私は動画を見て感動して本を買いました)のですが、この本に通底する思想として、「人生の目標を具体的に決めて、それと関係ないことはしないで生きるべし」を、とても強く感じました。

 

みなさんは、人生の目標ってなんですか?ゼロカラシティメンバーなら「ミュージシャンとして大成したい」「音楽の仕事で生活したい」など、さまざまな夢、野望があると思います。

当然私にも目標があり、それは、

 

すべてのDTMerが音楽を楽しく続けられる世界を作る

 

ということです。私の望む未来では、DTMに挫折して辞めてしまう人間はいません。DTMの使い方は誰でも簡単にわかりますし、作った音楽にはたくさんの反応がきます。DTMを通じてたくさんの仲間ができて、人生が豊かになります。

ゼロカラコンピゼロカラシティ、そして今後始めるであろうあらゆるサービスを通じて、私は、DTMer達に光を当てたいのです。音楽を作る喜びを知ってほしい、そして、音楽をいくつになっても楽しく仲間と続けてほしい。

そういう想いで、私はそもそもゼロカラカンパニーを始めていました。そんなことを、この本を読んで思い出したのです。

 

ゼロカラカンパニーを始めたのは、DTMer達が音楽を楽しく続けられるため。

 

この初期衝動を、最近は少し忘れていたかもしれません。YouTubeの数字を伸ばすことばかりに夢中で、もちろんYouTubeは私の目標を達成するためになくてはならないプラットフォームですが、しかし、YouTubeが「手段」ではなく「目的」になっていたことは、正直否定できない事実です。

もう一度言いますが、私の目標は「すべてのDTMerが音楽を楽しく続けられる世界を作る」です。私は、そのためにまずは知名度が必要だと考えてYouTubeを始め、作った音楽を発表する場所が必要だと考えてゼロカラコンピを作り、仲間を作るコミュニティが必要だと考えてゼロカラシティを作りました。

 

「エッセンシャル思考」によれば、人生で取るすべての行動は目標に繋がっていなければなりません。YouTube、ゼロカラコンピ、ゼロカラシティは、間違いなく目標に直結しています。ですから、私はこれらのサービスを辞めたり手を抜いたりすることは、今後よほどの何かが起きない限り無いでしょう。

 

問題は、

目標に直結しないサービスで、貴重な時間を奪われてはいないか?

です。私は本を読んで、ここをじっくりと考えました。

そしてこの結論が出たのです。

 

自分は、Cubaseオンラインレッスンをやるべきではない

 

Cubaseオンラインレッスンをやるべきではないと思う理由

みなさんもご存知の通り、私はCubaseオンラインレッスンを「主な仕事」としています。

 

別に隠すことでも無いので正直に書くと、私の収入の中で一番の比重を占めるのがこのCubaseオンラインレッスンです。ゼロカラカンパニーのYouTubeが伸びたのも「Cubase超初心者講座」ですし、そこからの流入はかなりのものがありました。何百人を教えてきたか、もはや正確な人数は覚えていません。Cubaseオンラインレッスンは、まごうことなきゼロカラカンパニーの代表サービスであり、私の欠かせない仕事のうちのひとつです。

 

そんなCubaseオンラインレッスンを「やるべきではない」と判断したのは、ここまで読んでくださった方ならもうお分かりかと思いますが、そうです、目標に直結していないからです。

 

私の目標は「すべてのDTMerが音楽を楽しく続けられる世界を作る」です。Cubaseオンラインレッスンが、この目標に直結しているとは私は思えません。

なぜなら、レッスンは「1対1で」「知識を授ける」ものであり、生徒がDTMを「始める」きっかけにはなるかもしれませんが、「続ける」きっかけにはなりません。また、私は「お金を払ってくれる人だけを幸せにしたい」のではなく「すべてのDTMer」を幸せにしたいので、1対1のレッスンでは非常に社会貢献の効率が悪いのです。

 

以上の理由から、Cubaseオンラインレッスンは私の目標に直結したサービスとは言えません。拘束時間も長く、時間報酬制なので身体一つで続けるのには限界があります。

ですから、エッセンシャル思考に基けば、今すぐ辞めるべきサービスの筆頭と言えるでしょう。

 

とはいえ、うまい塩梅はあるはずだ

とはいえ…。

そこまで本を鵜呑みにしすぎるのも、個人的にはどうかなぁと思います。当然のことですが、グレッグマキューン(著者)は私の人生の責任を負ってはくれませんし、あくまでこれは彼の思想であり、彼と私の人生や環境はまったく異なります。ですから、本の内容を100%純粋にトレースするのは、あまり賢い選択とは言えないのではないでしょうか?

 

ということで私は、Cubaseオンラインレッスンを「辞める」のではなく「減らす」ことにしました。

理由は主に2つで、

 

  • 収入の多くの割合を占めているので、急にゼロにするのはまずい
  • 需要のあるサービスなので、社会貢献的な意味からも続けた方がいい

 

です。フリーランスは収入が減るとメンタルが不安定になり、メンタルが不安定になるとマトモな思考ができなくなり、マトモな思考ができなくなるとサービス全体の質が落ちます。この未来は避けたいので、しっかりと収入面を支える目的で、Cubaseオンラインレッスンをいきなりゼロにすることは避けます。

念のため断っておきますが、ただ単にお金のためにやっているわけではないですよ。やりがいもゴリゴリに感じますし、はっきり言って天職だと思っています。私の目標が「日本一のDTM講師になる」だったら、間違いなく最優先で続けていたはずです。

 

では、どれくらいレッスンを減らすのか。これはひとつ、明確な基準を決めました。

 

1日1時間まで

 

私は今後、このルールに基づいてCubaseオンラインレッスンを続けます。1日のレッスンは1時間までにしようと思います。そうすればかなりの余剰時間が生まれ、その時間を目標に直結した「YouTube」「ゼロカラコンピ」「ゼロカラシティ」に捧げることができます。

 

当然収入は今より落ちますが、まあそれは仕方のないことです。何かを得るためには、何かを失う覚悟が必要です。私は大きな目標を達成するために、仕事の安定感を犠牲にします。

そういえばゼロカラカンパニーを起業した時もこんな気持ちでした。毎月定額がもらえる会社員を辞めて、成功する保証もないフリーの世界に飛び込んだ時も、とっっても怖かったのを覚えています。

 

でも、結局あのとき飛び出してよかったと思います。私が会社員を続けていたら、ゼロカラコンピもゼロカラシティも存在せず、今とはだいぶ変わった10年後が待っていたはずです。

結局、リスクを取って飛び出せる人間にしか、世界は変えられません。私は常にそちら側でありたいと思っています。

 

まとめ

…という試みを、実は8月からスタートしていました!

だから8月は朝の会をやったり、YouTubeの更新が多かったりするのです。

 

今、毎日がかなりイイ感じです。時間があります。そして時間があると色々なことを考えられ、いろいろなことができます。目標に向かってグイグイ進んでるなー!と実感しながら、イキイキと生活できています。

 

「エッセンシャル思考」は本当に良い本なので、ぜひ読んでみてください。私がこの記事で書いた内容の理解度が、ぐっと深まるはずです。

みなさんの生活もきっと変わります。朝の会で本の感想が聞きたいですね!

 

では、来週もお楽しみに!

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