ずっと気になっていたサブスク配信の謎を解決する

こんにちは!ゼロカラカンパニーの月岡です。
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Apple MusicとSpotifyのアーティスト写真がジャケット画像になる問題

 

突然だが、これは私の宣材写真である。

YouTubeはもちろん、すべてのSNSでアイコンに使用している。文字通り私の”顔”だ。
だから当然、音楽配信のメインストリームであるApple MusicとSpotifyもこのアイコンであることが望ましいのだが…、

 

→Apple Music

 

→Spotify

 

現状、こうなってしまっている。

もちろん私が設定したのではない。おそらく、アルバムのジャケットがランダムに選定されているのだろう。

 

前からずっと気になってはいたが、これ、なんとかならないものだろうか。ということで、それぞれのプラットフォームでアーティスト写真を変更する方法を調べてみた。

 

まず最初に気になったのは、「ディストリビューターで設定した写真を流用できないの?」ということだ。私は『許さず生きろよ』までをTuneCoreで、『HOME STUDIO』からはnarasuで配信している。もちろん、いずれのディストリビューターでも宣材写真をプロフィール画像として登録している。

 

Screenshot

→TuneCoreのマイページ

 


→narasuのマイページ

 

しかし調べてみると、ディストリビューター側で設定したプロフィール画像は、各種ストリーミングサービスには反映されないしくみらしい。TuneCoreの公式サイトにそう書いてあった。

 

Screenshot

TuneCore公式サイトより引用

 

narasuは誰がどう見てもTuneCoreを模倣して作られたサービスなので、おそらく仕組みは同じはず。となれば、Apple MusicやSpotifyのアーティスト写真を変更する術を、ディストリビューターであるTunecoreやnarasuは持っていないということになる。

 

しかし、これで詰んだわけではない。アーティスト写真を変更する方法はちゃんと存在した。

どうやら、Apple Musicには「Apple Music for Artist」、Spotifyには「Spotify for Artist」というアーティスト専用のページがあるらしい。そこからログインすればアーティスト写真を変更できるとのことだった。

 


TuneCore公式サイトより引用

 

ということで、2つの「for Artist」の登録をすることにした。

 

Screenshot

Apple Music for Artist

 

Screenshot

Spotify for Artist

 

両者ともまずはアカウント制作、その上で「申請」が必要だった。
「申請」とはつまり、「自分は間違いなくアーティストの月岡彦穂本人ですよ」という証明だ。

 

この「申請」が少し不安になるシステムで、こちらが提出するものは以下の通りだった。

・メールアドレス
・アーティストのホームページ

 

え、これだけ?と思った方が多いだろう。私ももちろん驚いた。こんなのいくらでもなりすませない…?私が米津玄師のふりして架空の米津玄師のメールアドレスを作って申請することも全然できるのでは…?

ここからは予想になるが、おそらくこれは「レーベルが最初にやること」なのだろう。この申請はアーティスト本人だけでなくレーベル(要は団体)も行うことができるので、大手レーベルがアーティストを所属させた後で一番最初にやる業務のひとつがきっとこれなのだ。アーティストが世の中に出る前に申請をしておく、いわば商標登録のようなものだ。誰よりも先に申請をしておけば、なりすましを防止することができる。

 

一方で、アマチュアのアーティストは「なりすますメリット」がないからこの辺りがなあなあになっているのだろう。それこそ、私がぼーっとしている隙に誰かが「月岡彦穂」になりすますこともできるはずだが、そんなことをしてもなりすました側にメリットが何ひとつない。ただ徒に報告されるリスクを背負うだけだ。意外とこのあたりはうまくできているらしい。

 

ということで、私は「for Artist」2サイトで申請をし、現在承認待ちだ。承認が降りれば晴れてアーティスト写真を変更できるらしい。申請が通ることを願う。

 

YouTubeの謎チャンネル「月岡彦穂 – トピック」

せっかくなので、もうひとつ前から気になっていた謎にも取り掛かることにした。
それは見出しにもあるとおり、YouTubeの謎チャンネル「月岡彦穂 – トピック」についてだ。

 

 

「月岡彦穂」で検索すると一番上に出てきてしまうこの謎チャンネル「月岡彦穂 – トピック」。

これは私が作ったわけではない。音楽をYouTube Musicで配信すると勝手に作成されるチャンネルらしい。ゼロカラコンピに参加された方も、同じように自分のトピックチャンネルを発見して面食らったことがあるだろう。

 

このトピックチャンネル、はっきり言って邪魔である。「月岡彦穂」の検索上位に「月岡彦穂/ゼロカラカンパニー」が出てこなくなってしまうし、例によってアーティスト写真ではなくジャケットがランダムに選定されているし、極め付けに、せっかく伸ばしたチャンネル登録者4万人が37人になっている。なんだか悔しいしシャクだ。

 

ところが、このトピックチャンネルはメジャーなアーティストには存在しない。
例えば「米津玄師」とYouTubeで検索すると…

 

 

「米津玄師 – トピック」ではなく、本人のチャンネル「Kenshi Yonedu 米津玄師」がきちんとトップに出てくる。
チャンネル登録者数も本来の数字で、もちろんクリックすると正しく本人のチャンネルに飛ぶことができる。

 

なぜ米津玄師には「米津玄師 – トピック」がないのだろうか?

この現象について調べてみると、「米津玄師 – トピック」は消滅しているわけではなく、「本人のチャンネルと統合されている」状態らしい。YouTube Musicで音楽を配信するすべてのアーティストにトピックチャンネルは存在し、それは米津玄師とて例外ではないのだが、「米津玄師 – トピック」は公式に本人と認められた「Kenshi Yonedu 米津玄師」に取って代わられ、内部に吸収されているため表には出てこない…という仕組みらしい。

 

だったら、私も「月岡彦穂 – トピック」を「ゼロカラカンパニー/月岡彦穂」で吸収したい。一刻も早く。
さて、私と米津玄師の違いは何だろうか?その答えは至ってシンプル。YouTubeチャンネルを「Official Artist Channel」にしているか否かだ。

 

 

名前の横にある”♩”のマーク。これが「Official Artist Channel」の証だ。結論、このマークが付くとトピックチャンネルは本人のチャンネルと統合されるらしい。

つまり、私は自分のチャンネルに”♩”をつければ良いということだ。

 

では、”♩”をつけるにはどうしたらいいのだろうか?その答えは、意外と身近にあった。

 

Screenshot

 

これは先ほど載せたTuneCoreのマイページなのだが、よく見ると…

 

 

「Official Artist Channel」の申請ボタンがあるではないか!

 

自分のYouTubeチャンネルを「「Official Artist Channel」」にするための申請は、YouTubeに直接行うのではなく一部のディストリビューターを介して行うらしい。そして、TuneCoreは見事それに対応したディストリビューターだったのだ(現時点でnarasuは未対応)。

この申請が通れば、忌々しい「月岡彦穂 – トピック」チャンネルは「月岡彦穂/ゼロカラカンパニー」に吸収されて消滅する。こちらも申請が通ることを願う。

 

 

ところで、なぜ私がApple Music、Spotify、YouTube Musicの見映えにこだわるかというと、私の音楽の90%以上はそれら3つのプラットフォームで聴いていただいているからだ。だからこそ、早いうちに3プラットフォームを綺麗な状態にして、気持ちよく年を越したい。来年以降私の音楽に出会ってくれる人たちのために、少しでも見栄えをよくしておきたいと思うから、今動いているのだ。

とりあえず今は申請の結果待ちなので、一旦私にできることはなくなった。申請が通ったらアーティスト写真の変更と、トピックチャンネルの消滅が待っている。頼むから通ってくれ!申請!

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