なぜゼロカラシティを作ったの?

こんにちは!ゼロカラカンパニーの月岡です。
ゼロカラシティにご参加いただきありがとうございます。

このコラムは、ゼロカラシティのメンバー限定コンテンツです。内容はメンバー以外に漏らすことのないようお願いします。

 

さて、今回のテーマは「なぜゼロカラシティを作ったの?」です。

金儲けのため?

勘の鋭い方は「月岡、楽して金儲けしたいんだろ」と思うかもしれませんが、結論から言うと、違います。
ゼロカラシティは金儲けのために作っておりません。これはもう、この場でハッキリお伝えしておきます!

まず、実はYouTubeメンバーシップって、売上の約3割をYouTubeに持っていかれるんです。なので皆さんから頂いた990円のうち、私に入るのは約700円。つまり、100人集めても7万円なんです。

7万円を稼ごうと思ったら、もっと効率の良い方法がいくらでもあります。それこそCubaseレッスンを2人に売ればいいのですから。楽して金儲けしたいなら、ゼロカラシティは絶対始めていません。

つまり何が言いたいかというと、ゼロカラシティは『利益度外視』の覚悟で始めております。なんなら、ゼロカラシティで生まれた利益はみなさんからの「住民税」なので、できるだけ市民のみなさんに還元したいとも考えています。イベントをやるときにゼロカラシティでスタッフを募って人件費をお支払いする、とかね。

 

ではなぜ、ゼロカラシティを始めたのか。本題はここからです。結論からお伝えすると、私はマジのマジで、「街」を作ろうと考えています。

ゼロカラシティの野望

突然ですが、みなさんは「どうぶつの森」で遊んだことはありますか?

自分のアバターを作って、仮想世界で釣りをしたり、買い物をしたり、会話をしたり。特に大きな目的があるわけでもなく、なんとなくその世界に行き、その世界の住人として「もうひとつの人生」を楽しむゲームです。私も大学生の頃にハマっていました。

 

「どうぶつの森」の良いところは、現実世界とは別のコミュニティを持てるところです。会社、学校、家族といったコミュニティには「共通の趣味で集まっていない(そもそも目的が趣味ではない)」という欠点があります。

この欠点を埋めたコミュニティが「サークル」や「部活」ですが、これらには「時間と場所を拘束される」という欠点があります。例えばバスケが好きでバスケサークルに入っても、毎週日曜日の12時〜14時を空けられるか、そもそも自分の住んでいる地域にバスケサークルはあるのか、といった問題が常に付き纏います。

「どうぶつの森」は、これら全ての欠点を補った、非常に現代的で素晴らしいコミュニティでした。「どうぶつの森が好き」という共通点で集まり、全世界どこにいても、どんな時間でも参加できる。今までのコミュニティ感を覆す、画期的なシステムです。

 

この「どうぶつの森」の世界と同じように、「DTMerの森」があっても良いのではないか。私はそう考えています。つまり「DTMが好き」という共通点で集まる「どうぶつの森」です。

しかしまあ、「DTMerの森」だともう、ちょっとこれは怪しすぎるな、なるべく近寄りたくないな、日照時間もなんだか短そう…と思ったので、私はこの世界に「ゼロカラシティ」という名前をつけました。

 

つまりゼロカラシティは、DTMerが自由に交流し、自由に発言し、自由に経済活動をする、「DTM版どうぶつの森」なのです。

…とはいえ、「どうぶつの森」と比べると、アバターを作れなかったり自由度が低かったりと、様々な違いが見つかります。これらの差を埋めるのは私一人の力では難しく、様々な人達と協力して埋めていこうと考えていますので、どうかみなさん、街の成長をあたたかく見守っていただけければ幸いです。

コミュニティの大切さ

ゼロカラシティがDTM版「どうぶつの森」だと分かっていただいたところで、ここからは、そもそもなぜこのコミュニティを作ろうと思ったのか、その理由をお話ししていきます。

 

まず大前提として、私はすべてのDTMerの悩みを解決するために「ゼロカラカンパニー」という事業を立ち上げました。3年近くこの仕事を続けてきて、だんだんとわかってきたことがあります。

それは、DTMerの悩みは、大きく分けるとほとんどが以下の2つに収束する、ということです。

  • 思い通りの音楽が作れない
  • 音楽を人に聴いてもらえない

…いかがでしょうか?あなたが今抱えている悩みも、このどちらかに当てはまりませんか?

 

「思い通りの音楽が作れない」という悩みを解決する方法は、実はいくらでもあります。それこそ私がやっているDTMレッスンや、無料のYouTubeコンテンツ、なんならプロに外注すれば、圧倒的クオリティの作品を作ってもらうことはできます。

しかし、「音楽を人に聴いてもらえない」という悩みは、一筋縄では解決できません。なぜなら、「あなたの音楽を大勢に届けることが約束されたサービス」がほとんど存在しないからです。強いていうならYouTube広告がそれに当たりますが、実はあれも、そこまで爆発的な効果は見込めません(なぜなら広告とは基本的に嫌われるものだから)。

 

そこで私は、その悩みを解決すべく、「ゼロカラカンパニーコンピレーション」というプロジェクトを立ち上げました。

DTMerの音楽を一枚のアルバムにまとめてサブスク配信する、というこのプロジェクト。実は「サブスク配信」はあくまでもオマケで、本質は「一枚のアルバムにまとめて」にあります。DTMerを一箇所に集めることで、互いに曲を聴き合う文化を育てる…それがゼロカラコンピの目的です。「前夜祭」も「グランプリインタビュー」も「全曲コメント」も、すべてこの目的のために行っています。

そして、ここ数回のゼロカラコンピを見ていると、ひとまずこの文化は育ってきたように感じます(もちろん、まだまだやれることは山程ありますが)。

ゼロカラコンピはDTMerにとって非常に暖かい場所になりました。これはひとえに参加してくださるみなさんのおかげです。この場を借りて、改めてお礼を言わせてください。本当にありがとうございます!

 

…とはいえ、まだまだ使命は達成できていません。私の使命は「すべてのDTMerの悩みを解決すること」ですから。

ゼロカラコンピは3ヶ月に1回しか行っていないので、DTMerはそれ以外の時間を、YouTubeやTwitterなどの大型プラットフォームで過ごす必要があります。これらのプラットフォームはもうとっくに飽和していて、おいそれと下地なしに目立てる場所ではありません。DTMer専用の場所でもないので仲間も見つけづらく、しかも「フォロワー数」「チャンネル登録者数」といった数字で簡単に比べられてしまい、数字が小さいと満足な結果を得るのは難しい…そんな環境になってしまっているのが現状です。

そのようなプラットフォームで、「音楽を人に聴いてもらえない」悩みを解決するのは、残念ながら非常に難しいです。だから私は、DTMerが互いに音楽を聴き合うためのコミュニティを作りました。それがこの「ゼロカラシティ」です。

この街にいる人は全員がミュージシャンであり、全員がリスナーです。ですから、互いにリスペクトの気持ちを持って、音楽を聴き合っていただければ嬉しいです。さらにこの街では、「どうぶつの森」のように様々な活動を行えます。イベント、ビジネス、大歓迎です。音楽を聴き合うだけではない、もっと深い繋がりができることを望んでいます。

そしてこのコミュニティでみなさんが自由に動き出したとき、いよいよ「ゼロカラシティ」の市政は始まります。

 

ということで、本日のテーマ「なぜゼロカラシティを作ったの?」に対する答えは、

DTMerがのびのびと活動できる「街」を作りたかったから

でした。来週もお楽しみに!

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